葉酸が不足するとどうなるの?
葉酸はビタミンの一種で、細胞や血液を作るために欠かせない栄養素です。そのため、妊娠初期に葉酸が不足すると胎児の成長に影響し、「神経管閉塞障害(神経管の形成異常)」のリスクが高まります。
18歳以上の女性では、1日に必要な葉酸は240㎍ですが、妊娠を希望する女性および妊娠初期の妊婦は1日400㎍の摂取が推奨されています。神経管が形成されるのは受胎から約28日間であることから、妊娠前から十分な葉酸が体内にあることが必要です。妊娠を希望する場合は、妊娠に備えてバランスの良い食事+サプリメントで、十分な葉酸を摂るようにしましょう。
葉酸を多く含む食品は?
葉酸は、ほうれん草、モロヘイヤ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、枝豆、納豆、いちごなどに多く含まれています。葉酸は水に溶けやすく熱に弱いという性質があるため、茹でるより生や蒸す調理法が向いています。緑黄色野菜を蒸して温サラダにする、枝豆は茹でずに蒸すなどがお勧めです。