エネルギー産生栄養素とは、栄養素のうちエネルギーを作り出す栄養素のことで、「炭水化物」、「脂質」、「たんぱく質」の3つがそれにあたります。これらが体内に摂取されると、1gあたり、炭水化物とたんぱく質は4kcal、脂質は9kcalのエネルギーとなります。
エネルギー産生栄養素とそのはたらき
炭水化物
炭水化物は糖質と食物繊維に分類され、エネルギーとなるのはほとんどが糖質です。脳や神経組織、赤血球などにぶどう糖(グルコース)を運びます。
脂質
細胞膜を構成する主成分であり、脂質の一種であるコレステロールは、ホルモンやビタミンDの原料となります。炭水化物やたんぱく質の2倍以上のエネルギーをもちます。
たんぱく質
臓器や筋肉を作り、ホルモンなど身体の機能を調整します。炭水化物や脂質よりも割合は少ないですが、エネルギーとしても利用されます。
エネルギー産生栄養素とは、たくさんある栄養素のなかでエネルギーを作るはたらきがある「炭水化物」、「脂(し)質」、「たんぱく質」の3つの栄養素のことです。食事からこれらを1gとると、炭水化物とたんぱく質は4kcal、脂(し)質は9kcalのエネルギーになります。
それぞれのエネルギー産生栄養素とはたらき
炭水化物
炭水化物は糖質と食物せんいでできています。このうち、からだを動かしたり、頭を使ったりするためのエネルギーになるのは糖質です。糖質は脳や神経、血液などにぶどう糖(グルコース)を運びます。
脂(し)質
血管の壁(かべ)や細胞の膜(まく)を作るのに大切な栄養素で、炭水化物やたんぱく質の2倍以上のエネルギーをもっています。脂(し)質のひとつであるコレステロールは、ホルモンやビタミンDを作るもとになります。
たんぱく質
筋肉や骨、内臓、血液などからだを作るとともに、からだのはたらきを整えます。炭水化物や脂(し)質ほどではありませんが、エネルギーにもなります。