ウエイトコントロールの基本的な基本的な考え方-妊娠期-ウエイトコントロールの基本的な考え方-妊娠期-

妊娠期の体重増加はどう考えれば良い?

妊娠期の体重増加は一定ではなく、妊娠後期になるにつれて増加量が多くなります。また、出産後すぐに妊娠前の体重に戻るのではなく、半年ほどかけて徐々に戻ります。

妊娠中は、赤ちゃんの成長のために多くのエネルギーが必要です。この期間に体重を制限すると低体重児や早産のリスクとなるため、むしろ積極的に体重を増やす必要があります。ただし、体脂肪が必要以上に増えると産後の競技復帰に影響を及ぼす可能性があるため、以下の表を目安に自身に合った適正な範囲で行います。

適正な体重増加と維持が、母子の健康につながります。毎日体重を計り、健康な妊娠期を過ごしましょう。なお、BMIが30以上、あるいは妊娠糖尿病がある場合は対応が異なりますので、産婦人科主治医と相談してください。

(図:参照資料P26掲載の表4)

妊娠期の食事のポイントは?

赤ちゃんの成長度合いに伴って、必要とする食事量や栄養素が変わります。妊娠初期は、つわりや胎児が胃を圧迫することによる食欲不振がみられます。出産が近づくと胎児が産道に降りてくるため、逆に胃への圧迫が減り、食欲が増す傾向にあります。各時期に応じて食事の量や内容を調整しましょう。

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参考文献

  • 日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンスセンター 国立スポーツ科学センター. 女性アスリートのための栄養・食事ガイドブック(2022年3月), p.26.

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