試合に生理がぶつからないようにする方法は?~きてほしいときに生理がくるようにするには~試合などに向けて月経をずらす方法は?~継続的な月経の調節~

試合・遠征が多い場合には、年間を通じて、試合・遠征の日程に合わせて月経を調節する(月経をずらす)方法があります。低用量ピルなどのホルモン製剤を用いて、来てほしい時に月経を起こすことができます。また、月経困難症や月経前症候群などの症状も同時に治療することができます。

低用量ピルの服用方法

   *休薬期間は、低用量ピルの種類によって異なります

東京大学医学部附属病院女性診療科・産科「Conditioning Guide for Female Atheltes 2」より引用

 

具体的には、個々のアスリートの状態や目的に応じて医師がホルモン製剤を処方しますので、産婦人科でご相談ください。

1年の間に何回も試合があると、試合と生理が重なってしまうことがありますね。低用量ピルなどのホルモンの薬を飲むことで、きてほしいときに生理がくるように、1年を通して生理の日をずらすことができます。この方法は、月経困難症(げっけいこんなんしょう)や月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん)などのつらい症状(しょうじょう)も同時に治すことができます。
低用量ピルにはいくつかの種類があります。どの薬を、どういうスケジュールで飲むかは人によってちがうため、産婦人科で相談しましょう。

参考文献

  • 東京大学医学部附属病院女性診療科・産科 「Health Management for Female Athletes ver.3」p.58~62.
  • 東京大学医学部附属病院女性診療科・産科「Conditioning Guide for Female Athletes2」p.28.

関連ページ

「低用量ピル・プロゲスチン製剤」の記事を読む