月経周期と減量は関係がある?
月経周期の中で、月経前や月経中に体重が増え、月経が終わると体重が落ちやすいと感じているアスリートは少なくありません。国立スポーツ科学センター(JISS)が、2014年にトップアスリート630名を対象に調査を行ったところ、70.3%のアスリートで月経前症候群がみられ、最も多い症状は体重増加でした。柔道、レスリング、ウエイトリフティングなど減量がある競技では、月経前や月経中の時期には体重が落ちにくいため減量期がこの時期に重ならないように、月経周期調節(月経をずらす)を行っているアスリートもいます。
月経周期による体重の変動は、コンディショニングや減量に影響します。減量期だけでなく、コンディションが良い時期に試合がくるよう月経周期を調節することができます。
生理前になると体重が増える?
生理前や生理中になると体重が増えて、生理が終わると体重が落ちやすい、と感じている人もいるかもしれませんね。国立スポーツ科学センターが、トップアスリート630人に聞いたところ、7割以上の人が、生理の前になると「月経前症候群(げっけいぜんしょうこうぐん)がある」と答えました。症状(しょうじょう)は人それぞれですが、一番多かったのは「体重が増える」ことでした。
柔道、レスリング、ウエイトリフティングなど、減量がある競技のアスリートでは、減量する時期が生理前や生理中と重ならないよう、生理をずらす人もいます。
生理周期によって体重が変わると、コンディショニングや減量にえいきょうします。減量期だけでなく、コンディションが良い時期に試合がくるように、生理をずらすことができます。